また、鏝絵(こてえ)です。
場所は、前回の「この鏝絵・・分かりますか?」の近くです。
この辺りは古い村なのでしょう・・良い土蔵が残っています。
土蔵があっても、必ず鏝絵があるというわけではありません。
たいていは、家紋や文字のところが多く、このような鏝絵はとても珍しいです。
波があって亀がいます。
それだけでも火事避けの意味はあるし、縁起の良い図柄です。
更に、玉手箱と竹の釣り竿をプラスして、浦島太郎の物語にしている所が、この作者の洒落です。
太郎本人の姿を描かずに、アイテムだけで浦島太郎の物語を表現し、本来の目的である火事避けの縁起物にしている・・粋な発想ですね。
これもなかなか面白いですね。
いつ頃の制作なのでしょうか。
このあたりで活動していたコテ職人?さんが
どのような人なのかもわかって
話を聞くことなどが出来たら良いですね。
flipperさん、いらっしゃい。
その内にそういう調査をしてみようと思っています。
個人ではなかなか難しいので、方法を考えているところです。