
そこには千曲川が作った僅かな平地に田畑があり広瀬の集落がある。

その昔、広瀬の人たちは集落内に駅を作ることを承知しなかったとか。
不承知の理由は分からないが、駅があれば停車した蒸気機関車が走り出すときに盛大な煙を吐くため、その火の粉による火災を恐れたのではないかと私は想像している。
国鉄はやむを得ずトンネルを抜けたこちら側に駅を作ったのだが、そのお陰で佐久広瀬駅は小海線随一の秘境駅になった。
流石に現在では駅の西側斜面上に人家も少し出来ているが、ホームから眺める東側には千曲川の流れと山しか見えない。




