甘草屋敷のひな飾り

12022701甘草屋敷」では、沢山の雛人形が飾られていました。
特に謂れのあるものばかりではないそうですが、そこはそれ、かなりの珍品もあります。
重要文化財の屋敷を埋め尽くすようなひな飾りは圧巻です。



琴の音(生演奏)が流れる中、ボランティアの方が丁寧に説明をしていました。

12022702御所飾りのおひな様。
土間から上がってすぐのところにありました。
昭和初期〜昭和40年頃と書かれています。
12022703座敷いっぱいの段飾り。
つるし雛も沢山下がっていて、ローアングルでないと内裏雛が見えないくらいです。
12022704この人形はかなり古いもののように見えます。
本当の赤ちゃんくらいの大きさです。
12022705享保雛と書かれています。
享保年間(1716〜1735)のものです。
たまご型の顔立ちが特徴でしょうか。
12022706傘福(かさふく)という飾りです。
昔の日傘のような形のものに、つるし雛を沢山下げてあります。
12022707押絵雛(おしえびな)というもので、布でレリーフ状に作られています。
一番上は内裏雛ですが、下の段には勧進帳など歌舞伎の一場面や花魁などが並びます。
江戸時代の風俗を表した役者絵、浮世絵のような雛飾りです。
他にも沢山の雛飾りがありましたが、とても紹介しきれるものではありません。
4月18日まで飾られているので、興味の有る方はぜひ行ってみてください。
館内の撮影は許可されていますが、マナーとしてストロボの使用は控えていただきたいものです。

“甘草屋敷のひな飾り” への2件の返信

  1. どれも立派ですね。
    ひな人形が庶民のものでは無かった時代のものが
    沢山あるようで素晴らしい。
    学芸員みたいな人などの説明はあったのでしょうか?

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    正式な学芸員は居ないかも知れません。
    年配の男性が2名、多分ボランティアの方だと思いますが、きちんと説明をしていました。

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