「甘草屋敷」では、沢山の雛人形が飾られていました。
特に謂れのあるものばかりではないそうですが、そこはそれ、かなりの珍品もあります。
重要文化財の屋敷を埋め尽くすようなひな飾りは圧巻です。
琴の音(生演奏)が流れる中、ボランティアの方が丁寧に説明をしていました。
御所飾りのおひな様。
土間から上がってすぐのところにありました。
昭和初期〜昭和40年頃と書かれています。
座敷いっぱいの段飾り。
つるし雛も沢山下がっていて、ローアングルでないと内裏雛が見えないくらいです。
この人形はかなり古いもののように見えます。
本当の赤ちゃんくらいの大きさです。
享保雛と書かれています。
享保年間(1716〜1735)のものです。
たまご型の顔立ちが特徴でしょうか。
傘福(かさふく)という飾りです。
昔の日傘のような形のものに、つるし雛を沢山下げてあります。
押絵雛(おしえびな)というもので、布でレリーフ状に作られています。
一番上は内裏雛ですが、下の段には勧進帳など歌舞伎の一場面や花魁などが並びます。
江戸時代の風俗を表した役者絵、浮世絵のような雛飾りです。
他にも沢山の雛飾りがありましたが、とても紹介しきれるものではありません。
4月18日まで飾られているので、興味の有る方はぜひ行ってみてください。
館内の撮影は許可されていますが、マナーとしてストロボの使用は控えていただきたいものです。
どれも立派ですね。
ひな人形が庶民のものでは無かった時代のものが
沢山あるようで素晴らしい。
学芸員みたいな人などの説明はあったのでしょうか?
flipperさん、いらっしゃい。
正式な学芸員は居ないかも知れません。
年配の男性が2名、多分ボランティアの方だと思いますが、きちんと説明をしていました。