「いずれアヤメかカキツバタ」と読みます。
複数の優れたものや美しいもの(たいていは美女ですが)を前にして「甲乙付けがたい」という、褒め言葉ですね。
最近はこれを「いずれがアヤメカキツバタ」と誤読して「区別が付きにくい」という意味だと誤解している方が多いようです。
「アヤメ カキツバタ」でググってみたら、間違っているサイトの方が多かったです。国語は乱れておりますね。常識問題ですから、くまぶろの読者の方には覚えておいていただきたいものです。(笑
さて、その様な誤解が生じるくらい「アヤメ類」の種類は多く、知識がないと見分けも付かないものです。興味のある方は「いずれがアヤメ?カキツバタ?」という確信犯的名称のサイトですが、分かりやすく種類の説明が出ていますのでご覧ください。
上の写真は我が家の駐車場の隅に咲いているジャーマンアイリスです。
しかし、地中海沿岸、西アジアが原産の花に何故「ジャーマン」と名付けられたのでしょうね。
まあ、世界的には「大きいもの」「無骨なもの」にジャーマンの名を冠する傾向があるようです。ジャーマンシェパードとか、ジャーマンドッグとか。確かにこの花はデカイし茎は太くてごついですね。(笑
ジャーマンアイリスはこのようにたくさんの花色があって、趣味で栽培している人も多いようです。
日本の野生種である「ノハナショウブ(野花菖蒲)」のたおやかさと比べると「流石ジャーマン」という感じではありますけれど。
こんにちは、お邪魔致します。
『情けは人のためならず』や『流れに棹さす』など、
いつの間にか、逆の意味でとおってしまう言葉もあり、
言葉とは生きて変化しているのか、乱れているのか…。
美女を花に例えて誉めるときには、矢張りこれでしょうね。
『立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花』
…これも、とっくに死語ですか…。
warabieさん、いらっしゃい。
そうですね。
まるで反対になっている例も珍しいですが、確かに変わってきているのです。
変わって良い物もあれば変わったら可笑しいものもある訳で、何らかの基準が
示されていない状態というのは、やはり「乱れ」なのでしょうね。
「流石ジャーマン」なんですね!
花の写真、リンクから見せて頂きましたが、
本当にびっくりするほど、いろんな色があって
洋花だな、と感心。ふうん。
ASさん、いらっしゃい。
地中海、西アジア産の「ジャーマン」ですけどね。(笑
色彩は大変豊富で、愛好家は多いようですよ。