A1サイズ用仮額作り 1


「アトリエ日記 74」の作品用の額縁を作った。
公募展に出品するには額縁をつけることが条件になる場合が多い。


理由は作品の保護のためであるが、額縁に吊金具や紐などを取り付けてあれば展示作業がスムースに進むからでもある。


額縁には本額(本縁)と仮額(仮縁)があり、本額は表面保護材(アクリル板やガラス)を入れ、裏板で作品を押さえ、作品を完全にカバーするようになっている。


仮額は作品の周囲を囲む縁があるだけで、基本的に表面保護材や裏板は無い。作品の厚みより縁が厚いので簡易的な作品保護にはなる。


仮額は作品(木製パネルやキャンバス)に直接ネジ止めで固定する。それは市販品でも自作品でも同じだ。吊り紐をしっかり取り付ければ完成だ。私の場合は額縁裏の四隅にフェルトなどを貼り、壁面に傷をつけないように考えている。

なぜ自作するかといえば値段の問題にほかならない。
市販品は本額はA1サイズ用なら数万円以上、仮額でも1万円以上はする。額縁というのは、特にキャンバスやパネルのような厚みのある作品の入る額縁は、想像以上に高額なものなのだ。
入賞して賞金でも出るならともかく、決まっていない作品の額縁にそんなお金をかけるなら新たな作品の制作のために使うのが本来だろう。
私は今までも自分で額縁を作ってきたし、今後も多分作ることになるだろうが、それには解決しなければならない問題もある・・ということで次回に続く。

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