氷川丸 8


「氷川丸 7」の続き。船尾にある露天の操舵装置。
非常用かは不明だが、正規の操舵室にあるものと連動していると言う。


これが氷川丸のエンジン。3フロアぶち抜きくらいの大きなエンジンで、5,500馬力の4サイクル8気筒ディーゼルが2機ある。


「複動エンジン」というタイプで、普通に吸気→圧縮→爆発→排気を繰り返すピストンの裏側でも吸気→圧縮→爆発→排気をしている。


普通エンジンの2倍の爆発があり、それだけ強力なのだろうが、現在では製造されなくなっている。まあ、デメリットの方が大きいのだろう。


機関室を出て船室に向かう。この辺りは船客が通る場所ではないのだろう、天井にむき出しの配管の数が多い。

次回に続く。