八ヶ岳高原文学の旅〜民話を語る・民話を歩く〜2005・初日のイベントは、昨年実施して好評だった長坂に伝わる「きつねっぴ」の民話です。
ただし今年は、狐火の通ったコースを「なんば」歩きでウォーキングです。「なんばって何?」という方もいらっしゃるでしょうが、それについては参考サイトをどうぞ。
「なんば歩き」「現代の歩きと江戸時代までの歩きの比較」
民話のタイトルは「きつねまいり」と言いまして、長坂町誌にも収録されている伝承民話です。
長坂に「清光寺」というお寺があります。甲斐源氏の祖と言われる源清光公のお墓があります。
民話は、参道の木が大きくなりすぎて道が暗くて困るから切り倒してしまおうという話が出た所から始まります。それを聞いたキツネやタヌキが、自分たちが清光寺へお参りに行くのに木がないと人目に付いていけないから、木を切らないでくれと人間たちに頼むのです。村の人間たちは、動物でも清光寺にお参りするのかと感心して、動物たちの頼みを聞いて木を切るのをやめたと。簡単に言うとこういうお話しです。
今で言う所の「自然保護」「野生生物との共存」を説いた民話ですね。清光寺の参道は、今でもうっそうとした巨木に囲まれています。
写真は上から、きつねっぴウォーク参加者に配られたキツネの面。なんば歩きでコースを歩く参加者たち。昨年も大好評だった「狐火弁当」です。
写真レポート→「八ヶ岳高原文学の旅2005・きつねっぴ&なんばウォーク」
昨年の記事→「きつねっぴ(狐火)の物語」
なんば歩き・・・。
う〜ん、なかなかイメージ出来ないですね。
写真やリンク先の説明を見てもわからない。
でも面白そうです。
陸上の末續慎吾が取り入れている走法もなんば歩きですね。
exifさん、いらっしゃい。
単純には、歩くときに右手と右足、左手と左足が同時に前へ出ると言えば分かりやすいかも。
その状態の時に、体はまっすぐ進む方向を向いたまま左右に回転させない。
足は2本のレールの上を滑らせて行くようにして、膝の力を抜き、腰もひねらない。
必然的に手は大きく振らず、腿の上部に軽く添えるような感じ。
歌舞伎とか日本舞踊、武道などの所作にあるでしょう。
私も昨日聞いたばかりで、旨く説明できませんが。(笑
>歌舞伎とか日本舞踊、武道などの所作にあるでしょう
成る程!(ぽん!)分かりました。あの動きですね。
確かに手は振らないですね〜〜!
あんな動きを練習したら、立ち居振る舞いが上品になるかな?
(無理無理)きつねまいりですか、伝承民話はいいですね。
狐火弁当も美味しそう。
ASさん、いらっしゃい。
慣れないと難しいですけれど、自然に出来るようになれば、なんばはエネルギー効率が良くて
疲れない歩き方なのだそうです。
民話の舞台を知るのも楽しいですよ。