八ヶ岳高原文学の旅〜民話を語る・民話を歩く〜2005・二日目のイベントです。
昨日の「きつねっぴ&なんばウォーク」に続き、今日は小淵沢の民話「がんまるさん」に因んだコースを歩きました。昨年もご紹介した民話ウォークですが、今年は何と物語の舞台となった松木坂の旧道が発見されました。けものみち状態だったのを小淵沢TMOの皆さんが枝払いと草刈りをしてくださいました。(写真はその道ではありませんが、、)
旧平田家という古民家で「がんまるさん」の民話を聞きました。語りは、えほん村の松村雅子さんです。
物語は、小淵沢に住んでいた若者が松木坂で赤ちゃんを抱いた女性に出会うことから始まります。
ちょっと赤ちゃんを預かってくれと言われて気軽に抱いたのですが、母親はなかなか帰ってこない。しかも赤ちゃんはどんどん重くなってくるし、とても普通ではない訳ですが、それでも預かったのだからと血の汗を流しながら必死で抱いて待っていると、日暮れにようやく母親が帰ってきて「お陰で人の心を信じることが出来て成仏できる」と、赤ちゃんと共に消えてしまったのです。
その日から若者はすごい力持ちになり、がんまるさんと呼ばれるようになったそうです。北野天神の石鳥居もがんまるさんが一人で持ち上げて立てたと言われています。
そのがんまるさんの35代目の子孫に当たる人が、小淵沢にいらっしゃいます。
何処までが実話なのかは分かりませんが、実話に基づいた民話であることは間違いないようです。
松木坂旧道の入り口付近を歩く参加者の皆さんです。
この辺はまだ田園地帯でいい感じなんですけど、すぐに獣道のような狭くて急な上り坂になります。写真を撮るのもままならないような場所で、写真は少ないのですが、詳しくは写真レポートをご覧ください。
写真レポート→「がんまるウォーク(小淵沢)」
昨年のがんまるウォーク→「小淵沢の民話」
週末、狐火、がんまるとふたつのウォークに参加し、
楽しいおしゃべりやユニークなイベントに元気をもらって帰京しました。
こうして八ヶ岳南麓のことを少しずつ知って、
だんだん第2の故郷になっていく、と実感しています。
かこさん、いらっしゃい。
2日連続の参加、お疲れ様でした。
多くのみなさんに、もっと八ヶ岳のことを知っていただきたいと思っています。
もちろん住んでいる私たちも初めて知るような事も新たに出てきますので、それが
また楽しみなんです。
是非またおいでください。