昨日の続きです。
あまり立派な土蔵なので、由緒ある家なのかと思い、失礼ながらじっくり見させてもらいました。反対側へ回ってみたら、妻面の、普通は家紋が描かれている所に大変珍しい物がありました。
鏝絵(こてえ)なんですが、この辺では殆ど見たことがないので驚きました。
これがその鏝絵。
鏝絵というのは江戸時代中期ころから、左官職人がちょっと自分の技量を示したくて、漆喰で立体的な絵を描いたのが始まりです。江戸時代末期にはブレイクして相当芸術性の高い作品も登場しています。伊豆の長八なんてカリスマ職人も登場します
題材は動物や植物が多いようですが、虎などの強い動物に泥棒除けの意味を込めたりもしたようです。水を司る竜の絵柄などは火事除けだったのでしょう。
この鏝絵の図柄は「因幡の白兎」だと思います。やはり火事除けの願がかけられているのでしょうね。海の波の動きのある表現が何とも言えないです。
参考サイト→「鏝絵 – Wikipedia」
「長八美術館」
これはスゴイですね。
例の高福寺にあるんですか。
なまこ壁などを見てもしっかりお金をかけて作った感がありますね。
倉の中はお宝の山か? (^^)
exifさん、いらっしゃい。
これは高福寺のお隣なんです。
間に細い道があるので別の家だと思うのですが、確認はしていません。
屋敷内に立ち入っては失礼だと思って入りませんでしたが、奥に立派な家が見えました。
お蔵自体も良い作りで、窓が開いていますが内側に更に木戸があり、中は見えません。
外観がこれとなれば、中にもそれなりのお宝はあるでしょうね。(笑
鏝絵って、初めて観ました。珍しいものですね。
他の人のブログで土蔵をずっとアップされているのを
観ましたが、これはかなり・・・・凄いですね!!
この辺の大、大地主なんでしょうね。蔵自体がこれですもんね。中身・・・・・???想像がつきません。
ASさん、いらっしゃい。
鏝絵は外にある物が多いから割と汚れて傷んでいるのが多いらしいです。
でも、この鏝絵は結構きれいで、保存状態が良さそうです。
もしかしたら時代が少し新しいのかも知れません。
お蔵も中を見せてもらいたいですね。