赤レンガ倉庫前の車たち 7


「赤レンガ倉庫前の車たち 6」の続き。今回は小さなかわいい車を集めた。
これは「イセッタ」という。イタリア、イソ社のイソ・イセッタを、ドイツのBMWがライセンス生産した車。フロント左右に大型バイクのようなバンパーがあるが、駐車のときなど、これを持ち上げて駐車位置の移動もしたらしい。


赤塚不二夫のキャラクター「べし」のようなとぼけた可愛さがある。BMWの二輪車用250ccエンジンを搭載したが、その後300ccにモデルチェンジ。三輪車のように見えるが四輪で、後輪のトレッドが極端に狭い。


フロントにドアがあって、前から乗り降りするという珍しい車。これはツェンダップヤヌスというドイツの車らしいが、イセッタの600cc版のパクリみたいな感じも。


イタリアの国民車とも言うべき「フィアット500」だ。これは二代目で、初代と区別するため NUOVA 500(ヌオーヴァ500)と呼ばれたが、イタリア語で500を意味するチンクェチェント(Cinquecento)の呼び名の方が有名。

次回に続く。