山梨県立考古博物館で 4


「山梨県立考古博物館で 3」の続きだ。
神像筒型土器とあるが、前回の「人体」との違いは何なのだろう?


これらも「人体」や「神像」の系列に見えるが、何も表記されていない。まあ、大昔のことだから分からないってのが正解だろうけど。


「埋甕」は亡骸に被せて埋葬するための大きな土器。だからこのように逆さになっているのが正しい。
昔は新生児死亡率が高かったから、この曲線の文様は「へその緒」を表しているかもしれない。一番右のものはへその緒のつながった新生児を表現していると見て間違いないだろう。
住居の出入り口に埋葬し、家人が出入りのたびに踏みつけることで、次に生まれる子は強い子になると考えられていたらしい。

次回に続く。