佐伯祐三展


「佐伯祐三展」を観てきた。
4月2日まで東京ステーションギャラリーで開催されている。


今回は撮影可能な作品がなかったので残念ながら看板だけだ。これは結構知られている自画像だが、顔にわざと斜線を入れたような感じだ。


こちらも看板の一部だが、パリの街で靴屋の入り口を描いたものだ。如何にも佐伯祐三らしいテーマで、私も好きだ。

最初にパリに渡ったとき、自信作の裸婦像をヴラマンクに見せ「アカデミック!」と罵声を浴びたことから、自らの画風を大きく変えた佐伯祐三。
2度目のパリでも猛烈な勢いで制作をするが、結核により1年ほどでパリ郊外の病院で亡くなる。30歳という若さだった。

エゴン・シーレといい、佐伯祐三といい、今回の東京行きは早逝した画家の展覧会になってしまった。二人ともできればもっと長く制作を続けて欲しかった画家だ。