ピカソとその時代 7


「ピカソとその時代 6」の続きで、今回はアンリ・マティスだ。
「オバリンの花瓶」1947年。黒インク一色で、いかにもマティスらしい作品。


展覧会のポスター図案 1952年。墨と切り紙で構成されている。


「縄跳びをする青い裸婦」1952年。切り紙。
マティスは野獣派(フォービズム)の画家と呼ばれることを嫌がっていたそうで、実際にフォービズム的作品を制作していたのは3年程度だったらしい。
線の単純化、色彩の純化を追求した結果、切り絵に到達し、晩年は体力も視力も落ちて、手の感触で形を把握できる切り紙作品を多数制作していたという。

次回はまたピカソに戻って最終回とする。