水彩筆


ちょっと高めの筆を買った。
水彩も割と使うようになったので、以前からある筆では物足りない。


結構大きめで、サイズはこんな感じ。どちらもナイロン筆だが、右のブラックリセーブルはリス毛が混植されている。


水彩絵の具を水で溶いて筆いっぱいに染み込ませ、B5サイズの水彩紙に塗ってみた。上がキャムロンプロ、下がブラックリセーブルだ。
大きさの差ももちろんあるが、下は流石に絵具の含みが良いと評判のブラックリセーブルだ。リス毛はあらゆる筆の中でも最高ランクに含みの良い獣毛だから、ナイロンだけのキャムロンプロには分が悪い。

ここで誤解のないようにはっきり書いておくが、ナイロン筆を安物の代用品と思っている人が今でもいる。それは時代錯誤と言うべきだろう。確かに品質の良くないものもあるが、獣毛だっていい加減なものもある。まともなメーカーのまともなナイロン筆なら、決して天然の獣毛に負けない品質になっている。
特に筆の先端、いや尖端と言うべきか、徐々に細くなって最後の一点に集中するまとまりの良さは抜群だ。今回の筆はどちらもある程度以上の太さがあるが、尖端を使った細い線もちゃんと描ける。(近い内にお見せしたい)

– – – 筆のデータ – – –
BLACK RESABLE 6号/ホルベイン(国産)/ナイロンとリス毛の混植/約4,000円
CAMLON PRO 14号/アルテージュ(国産)/ナイロン/約2,000円