広告のデザイン 2

06081601Pen誌のデザイン関連の特集は気に入っていて、以前の「ん!と、うなる広告のデザイン」以来ときどきご紹介しています。今回はその「広告のデザイン」のVolume 2ということです。
その作品が広告であるかどうかということよりも「良いデザインのもの」が「無料」で「頻繁に目にする」機会があるというのは広告だからこそだと思います。

美術館に展示されている作品は「入館料を払ってもそれを観たい」という人にしか観られることはないけれど、コマーシャルアートは「その時代の誰でもが観たり感じたり出来る」という事・・・
06081602そういう意味で、あらゆるアートの中でコマーシャルアートこそが良くも悪くも一番その時代を反映しているし、その時代のメッセージが込められているのではないでしょうか。
「広告のデザイン 2」のサブタイトルが「時代のメッセージを聴け。」となっているのは、その辺かな?・・なんて勝手に思っています。

私の説明よりPen誌8/15号を実際手に取っていただくのが一番でしょう。・・・が、既に9/1号が出てしまったので、バックナンバーを入手するしかないですが。
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名作といわれる古いグラフィック作品から最新の映像作品までポイントを押さえて掲載されています。デザインに多少なりとも興味のある人なら面白く見られる記事だと思います。

広告デザインの歴史」は簡単な年表のようになっていて分かりやすいです。
高倉健(Penに載ってるのは三船敏郎ですが、高倉健バージョンもありましたよね)の写真を使った「男は黙ってサッポロビール」なんて、デザイン実習の時間に参考にしたのを思い出しました。
「シーモア・クワストの反戦ポスター」「ウォーホルのキャンベルスープ缶」辺りは既に名作としてデザイン誌を飾っていたのを熱心に観ていました。

私の先輩も所属していた「サン・アド」も紹介されています。
これも「すごい会社だなぁ」と、デザインの勉強をしていた当時は、憧れの目で観ていましたね。
ここだけの話、えほん村の大魔王はサン・アドに関わっていたんですよ。

他に「サビニャック」のポスターも私は好きです。
何とも言えない楽しさがあります。

“広告のデザイン 2” への4件の返信

  1. 「広告デザインの歴史」拝見させて頂きましたが、
    ああ、これこれ!!っというものが
    多いですね。やはりいかに目に飛び込んでくるか、
    そのインパクトの強さやアイディアに
    目を見張った覚えがあります。
    「ハングリー?」・・・なんて。
    うう〜〜〜ん、楽しいですね。
    いつもありがとうございます。

  2. ASさん、いらっしゃい。
    結構記憶に残っている広告ってあるものですよね。
    特に注目していたわけでもなく、普通にテレビや車内吊りポスターを見ていただけでも
    これだけ長く記憶に残るっていうのはすごいことです。

  3. これは一番新しいのですか?
    気がつかなかった。
    本屋で見なきゃ。(買えって?)

  4. exifさん、いらっしゃい。
    私が買ったときは一番新しかったんですけど、読んで記事を書いてる間に次の号が
    出てしまったようなので、店頭には既に無いと思います。
    今の最新のは「古い腕時計」とか何とかです。

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