ワレモコウと言うと、ちょっと縦長の小さなポンポンのようなものを高原の秋風に揺らせる姿を思い浮かべると思いますが、夏の間にこうやってちゃんと花を咲かせているんです。
ポンポンはたくさんの小さな花の集まりで、赤く見えるのは萼です。根本の方の花には白い花びらが残っていますが、先端の方の花は既に黒い種が出来ているようです。
真ん中あたりの花には、ピンク色の雌しべがまだ残っていますね。
写真のポンポンは長さ1cm程です。
こちらの写真は8月の始めに撮ったもので、小さな蕾がたくさん並んでパイナップルのように見えますね。
最初は緑色で、先端の方から赤く染まってきます。
これが8月の中下旬には上の写真のように花を咲かせ、実を結びます。
花が枯れ種がこぼれた後も、萼の部分だけはポンポン状に枝先に付いたまま天然のドライフラワーとなって冬の雪が降る頃まで見られます。
そこまでカラカラに乾かないうちに刈り取って、室内でドライフラワーとして楽しむのも良いでしょう。
ワレモコウについては「2004年8月25日の記事」もご覧ください。
なかなか愛らしくて、吾亦紅などと、ちょっと文学的な香りのする漢字名も相まって、私は好きな植物です。
これも園芸品種では無いけれど、素朴で良い花ですよね。
雑草と言ってしまえばそれまでなんだけれど。
家の近所に咲く花をこうやって載せてくれると名前も少しは覚えられて良いです。
exifさん、いらっしゃい。
確かに「雑草」として片付けてしまうには惜しいですね。
身近な植物などはこれからも出来るだけ載せていくつもりです。
この花は見たことがないかもしれません。
折り紙で折ったクス玉みたいですね。
chaoさん、いらっしゃい。
ご存じなかったですか。
特に高山性という訳ではないのですが、市街地には殆ど無いかも知れません。
別に「我も恋う」として、恋の詩の返歌に一枝が添えられたりもしたそうですよ。
可愛い赤い花だな〜〜と思ったら
ワレモコウ・・・なんですね。
なんだか、昔の花の名前のつけ方って
ロマンを感じますね。
今は・・・・・うん。困ってそうですね。
ASさん、いらっしゃい。
紫陽花、風伸子、勿忘草、等々・・・漢字としては当て字と言って良いでしょうが、雰囲気を
上手く表していますよね。
その辺は名付けた人のセンスでしょう。