北杜市長坂町にある創立年代不明の古い神社です。
武田信玄の父信虎が、農業や天候などの吉凶を占うために命じた「筒粥神事」が約500年の時を経た今でも行われています。
池の手前に石鳥居。石橋を渡って行くと神門、その奥に拝殿があります。
普段は無人の神社で、写真にあるように七五三などの行事の時だけ神官が来るようです。
右側の建物が拝殿で、渡り廊下でつながった神楽殿があります。
本殿は拝殿の後ろの山の中腹にあります。
現在の建物は江戸時代中期に再興されたものという事で、長坂町内では最も古い建築物の一つと言われています。
強風の日の後だったので木の葉がたくさん落ちていますが、普段はもっときれいに清掃されています。
池の手前から拝殿の方を見たところです。
真ん中のごつごつした太い木は、樹齢700余年、幹周り5.2m、天然記念物の大ケヤキです。
元は「夫婦ケヤキ」と言われて2本のケヤキの大木がありましたが、1本は昔に枯れてしまいました。
今は夫ケヤキの方だけが残っています。
残ったケヤキも、落雷で幹が割れ、枯死は確実と思われていました。
この写真は上の写真の反対側から見たところです。
割れたところに樹脂を流し込み、金属で補強するなど外科手術を施されました。
幹の上部や太い枝を切り取られてしまいましたが、かろうじて現在の姿を保っています。
出来ることなら末永くここに立って長坂の町を見守っていて欲しいものです。
立派な神社ですね。
我が家の側にある神社とは大違い。
ケヤキの木も長く生き続けて欲しいです。
その外科手術をした木のお医者さんって
何だかとても役に立っているんですね〜。
exifさん、いらっしゃい。
建物も本格的な造りだし、池などの配置も伝統的なもののようです。
このケヤキも、この神社のシンボルと言うよりは地域のシンボルみたいなものでしょう。
末永く健在であって欲しいと思います。
今晩は、御邪魔致します。
圧倒されますね、ケヤキの古木。
樹霊くらい宿っていそうな。
樹の天寿、ってどれくらいなものなのでしょうね。
人災にも天災にもあわず、自然に寿命つきて行く時間、、、。
悠久にも等しそうに思えますが。
warabieさん、いらっしゃい。
大木、古木というのは、例えこのケヤキのように満身創痍であっても圧倒的な
存在感がありますね。
その天寿は場所や樹種によっても差があるでしょうけれど、相当永いもので
あることは間違いないでしょうね。