1975年2月の京都(大原)です。
前回の三千院から山道を歩いて音無の滝まで来ました。
三千院には少ないながらも観光客が来ていましたが、音無の滝まで歩いたのは私たちの他に1組だけ・・・それもそのはず、雪がちらついてきました。
ずっと寒い寒いと震えながら歩いたのです。(笑
写真を2〜3枚取っただけで滝を後にしました。
こんな感じの森の中の道です。
光線の具合によりますが、この写真には降ってくる雪がよく写っていますね。
・今回は縦位置のカットが多いのでサムネイルは横位置にトリミングしています。
クリックして大きい写真をご覧ください。
薄暗い森の中に石が積んでありました。
意味があるのか無いのか分かりませんが、手前の石積みは石仏のようにも見えます。
木の種類は杉が多い・・と言うか、殆ど杉です。
雪はどんどん激しくなってきています。
やっと来迎院に付きました。
「らいごういん」と読みます。
ひっそりしていて誰もいません。
実はちょっと不気味感ありでした。(写真には写っていません)
ここは、大石内蔵助が討ち入りのための密談をする場所に使われていたとのことです。
三千院などが観光客でごった返す時期にも来迎院は割とひっそりとしているのだそうです。
建物の内側から取ったように見えますが、建物には上がらずに反対側の窓から取りました。
外はまだ雪が降っています。
これも同じようにして取った建物の中です。
黒光りした床が外の光を鈍く反射しているのが分かりますか。
今回のフィルムはコダックの「エクタクロームX」です。
前回の「フジクローム」に比べてポジの変色は少ないです。
ポジはハイライトが飛びやすいので、撮影は少しアンダー気味にしています。
トーン補正はしていますが、カラー補正はほんの僅かで済んでいます。
ポジの変色状態について、別に記事を書く準備をしています。
次回は嵐山まで足を伸ばします。
今までの記事はこちら↓
・過去ログ写真館/カラー・1 「小海線のC56」1971.12
・過去ログ写真館/カラー・2 「中央西線のD51」1971.12
・過去ログ写真館/カラー・3 「横浜」1974.2〜6
・過去ログ写真館/カラー・4 「京都」(南禅寺/大原・寂光院) 1975.2
・過去ログ写真館/カラー・5 「京都」(大原・三千院) 1975.2
京都の冬は寒いですよね〜。
雪が舞っている中を歩くのは本当につらい。
かなり降らないと写真に写らないし。
まして滝などの在る場所は
更に冷え込んでいるからね。
写真って失われた記憶を呼び戻してくれる
外部メモリみたいな感じ。
デジカメになった今、プリントしないと
それを読み出す方法が失われた時に
永遠に記憶を呼び戻せなくなってしまいそう。
いい気になってカット数を増やすのも考え物だな〜。
exifさん、いらっしゃい。
プリントやポジはサーッと見ながらどんな写真があるか捜すのは割と楽ですね。
デジタルになるとなかなか面倒と言うか、デジカメにしてから撮影枚数が増えたから・・・
今は何しろ、年月日でフォルダを分けて保存しているだけです。
バックアップは二重にとってあるけど、データは残ってもそれを表示する方法が無くなってしまう
場合だったあり得ますから・・・そうなるとちょっと困りますね。
2枚目の写真が、杉の木の暗さと雪の明るさ、
梅かな?木の花のような、雪が積もったような・・・
とても幻想的で、いいですね〜〜!!
ラストの1枚も、光と影のコントラストで、モノクロ
かと思うほど・・・しんとした雰囲気がステキですね。
ASさん、いらっしゃい。
京都はどうしても静かな雰囲気の写真が多くなりがちです。
今回は特に、ある意味「コアな」場所なので、シンとした空気感の写真が多いですね。
私自身も2枚目と最後の写真は気に入っています。