春の薬用植物園はこの3回目で一旦終了です。
今回は、この風船のような変わった花を咲かせる植物・・「アケビ」です。
風船のような花と言っても、実際はこれが開いて咲くわけですから、花と言うより「つぼみ」と言った方が良いのでしょうね。
アケビは雌雄異花と言って雄花と雌花があります。赤紫色の大きな花が雌花で中には雌しべだけ、薄い色の小さいのが雄花で中には雄しべだけがあります。
このように、一つの枝に雄花と雌花が付きます。
これは「五葉通草(ゴヨウアケビ)」という種類で葉が一ヶ所に5枚付いていますが、普通に「アケビ」と呼ぶ種類も葉が5枚なので見分けにくいです。
ゴヨウアケビの方は葉の縁に一部だけ鋸歯があると言いますが、あまりよく分かりません。
これは「三つ葉通草(ミツバアケビ)」です。
ゴヨウアケビのような楕円形の葉ではなく、不規則な鋸歯があります。
葉も花も小さめです。
これがミツバアケビの花です。
やはり雌雄異花ですが、色は雌雄とも暗赤色です。
今回はクイズはありません。
前回の正解は「ミツマタ」です。
枝が三つに分かれているから付けられた名前で、昔から紙(和紙)の原料として使われています。今は洋紙が全盛なのでそれほど多く利用されているわけではないようですけれど。
前回までの記事→「春の薬用植物園・1」
「春の薬用植物園・2」
普通に見ることが出来るアケビはゴヨウアケビなのでしょうね。
花も葉も見たことがあります。
でもアケビの実とイメージが結びついていませんでした。
葉を見ればわかるのに。
ミツバアケビというのは見たことがありませんでした。
どこかで見てもきっと忘れているだろうな〜。
exifさん、いらっしゃい。
花を見たことはあってもアケビの実とは結びつかないというのはあるでしょうね。
ミツバアケビは、私も野生の物は見たことがないです。
最も、実か花があるときでなければ見ても気付かないかも知れませんね。
あけび、2種類見比べても、全然違うのですね~!
真っ赤な方は、私も観たことがないように思います。
あけびはあの、実になるあけびですよね?
花が紙風船のようにも見えて可愛いです
ASさん、いらっしゃい。
そうです。あの実になるアケビです。
ゴヨウアケビとミツバアケビ、花と葉は違いますが実はそっくりなんです。
面白い植物ですよね。