新緑の渓谷

07052001川俣川東沢渓谷が新緑に包まれています。
太古、八ヶ岳の大噴火によって出来た溶岩台地を、その八ヶ岳から湧き出る清流が長い年月をかけて浸食して作られた広く深い谷です。
空を飛ぶ鳥になって、広葉樹の森を上空から眺めてみるのも良いものです。

樹種による色の濃淡が美しいです。所々に藤の花が咲いているのが見えますか?
風の音に混ざって、せせらぎの音や野鳥の声が聞こえてきます。
07052002針葉樹の森と広葉樹の森がクッキリ分かれていますね。
針葉樹は人間が植林したもの。広葉樹は自然のものです。

私の目と同じ高さを鳶がゆっくりと滑空していきます。
彼等の目にも、この新緑の森は同じように見えているのでしょうか。
07052003上昇気流に乗って優雅に舞う猛禽。
もっとも優雅に見えるのは外見だけかも知れません。
彼等はきっと必死に、今日の糧を求めて森の上を旋回しているのでしょう。
07052004建物が見えるのは、渓流釣り場のあたりでしょう。
更に下流にある橋は国道141号線の月の木橋。
左の台地へ登っていくのは弘法坂です。
07052005こちらは上流側。
お馴染みの八ヶ岳ですが、暖かい季節の日中ですからちょっとモヤがかかって見えます。
上の写真もそうですが、丘の上が同じ高さに平らになっていますよね。
それは昔の大噴火で、このラインまで溶岩が埋め尽くしたことを表します。
それを湧き水の一滴から生じた川の流れが削り取り、この緑豊かな谷を造り出した・・・自然の力というのは怖ろしくも素晴らしいものですね。
今までに何度もご紹介した八ヶ岳高原大橋の上からの撮影です。
わざと橋そのものの写真を掲載しなかったのですが、如何でしょうか?
この方が空中散歩の雰囲気を楽しんでいただけたと思います。

八ヶ岳高原大橋は川の水面から橋桁までの高さが104mあって、北杜市内では一番高い橋です。
もしかしたら北杜市内どころではなく、山梨県内、或いは八ヶ岳全域でも一番高いかも知れませんが・・

今週の「北杜市アルファブログ "Hokuto In Our Time"」のテーマは「私が北杜市で一番○○だと思うものは・・・」です。
「私が・・・思う」という事なので、本当に一番でなくても良いようです。(笑
火曜アルファは「イチバ〜ン!」と題してアップしました。お時間がありましたらどうぞ。

“新緑の渓谷” への11件の返信

  1. こんばんは。
    どの写真も素晴らしいです!
    やわらかな日差しを浴びた緑の色が本当にいいですね~。(^-^)/
    月の木橋をこんな風に見たのは初めてですね。
    結構山深いところにあるのですね。
    空中散歩を楽しませて頂きました。v(^-^)

  2. 悠々と鳶のゆく 空・・・・・
    眼下には 雄大な自然・・・・・・
    空中散歩、その通りですね!!
    いいですね、今は本当によい季節ですね。
    あの橋からの風景は、忘れられません。

  3. くまごろーさん、いらっしゃい。
    月の木橋から見上げる高原大橋も中々見ものですよ。
    正に空を渡る橋のようです。

  4. ASさん、いらっしゃい。
    中々こういう視点から景色を見られる場所は無いですよね。
    この時は鳶が本当に気持ちよさそうに飛んでいました。

  5. 風が少し強かったけれど、
    その風が気持ちよく感じる季節でした。
    (冬だったらキツイだろうな〜)
    良い季節に良い場所に連れて行ってもらえたと感謝しています。

  6. exifさん、いらっしゃい。
    風は強かったですね。
    仰るとおり、冬だったら大変寒い場所ですよ。
    今年の初日の出はあの橋の上で撮ったんです。(笑

  7. ええと・・・こんなところから質問すみません。
    八ヶ岳倶楽部の脇から「中止の滝」までは遠いのでしょうか。
    歩いて何分くらいかかるんでしょうか。
    一度行ってみようと思ってるんですが。

  8. 新緑の八ヶ岳高原大橋

    くまぱぱさんの所で詳しく書かれているので、それを参考にしてみてください。(他人頼み)私は詳しくないので。(^^ゞ
    一枚目は八ヶ岳高原大橋ですね。
    二枚目は八ヶ岳を背景に飛ぶ鳶。
    三枚目も鳶です。デジイチのレンズは17-70mmだったので、くまぱぱさんの写真ほど大きく写せませんでした。
    四枚目は下流側。
    五枚目が上流側です。
    この日はモヤがかかっていて、全体にぼけた印象があったのですが、
    「八ヶ岳ずくなし日記」のyannさんの記事「黄砂の日」を見て、これだったのか…

  9. exifさん。
    この日、黄砂が飛んで来ていたんですか。
    なるほど何となくぼんやりした感じでしたよね。
    中国にも困ったものです。

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