むかしむかし・・アライグマに尻尾はありませんでした。
キツネやタヌキなど、立派な尻尾のある動物たちにいじめられていました。
皆と違うところがある者は受け入れられない、とても嫌な社会だったのですね。
そうです。まるで今の日本のように・・
かわいそうなアライグマは精神的ストレスから重い病気になっていました。
アライグマは苦しさを堪えて神様に祈ったのです。
「神様。どうかボクに尻尾をください。」
「アライグマよ。その願いを叶えるには材料が必要じゃ。」
「神様。材料とは・・何を用意すれば良いでしょう?」
「お前の体の一部なら何でも良いのじゃ。」
アライグマは考えました。
体の一部と言っても、足がなければ困るし、目が無くても困ります。耳は少しマシかと思いましたが、また耳がないと皆にいじめられるでしょう。
体の中のもの・・内蔵では死んでしまいますが・・・
その時アライグマは自分が病気だということを思い出しました。
「神様。体の中のものでも良いですか?」
「アライグマよ。お前がそれで良いなら構わんぞ。その材料が尻尾になるよう心の中で祈りながら、この聖水を飲むが良い。」
アライグマは神様に言われたとおり、祈りながら聖水を飲みました。
それからしばらくすると、体の中で何かが動き始めました。
「く、くるしい!・・尻尾になれ!・・尻尾になれ!」
アライグマは苦しさを我慢して祈りました。
すると突然しっぽが生えました。
それからアライグマには立派な尻尾が付いたのです。
苦しくても諦めないことが大切ですね。
・・・くまぱぱメルヘン劇場・おしまい・・・
ここからは真面目な話・・・
キコリさんのブログ「森の囁き」に書かれているように、最近八ヶ岳のこの辺でアライグマを見かけるようになりました。
本来日本にはいるはずのない動物です。ペットとして買われていたものが逃げ出したか棄てられたのでしょうが、複数の人が目撃しているということは1頭だけとは考えにくいです。多分、野生化して増えているのではないかと思われます。
実際にどの程度の数かは分かりません。調査も何もされていませんから。
在来の野生動物と競合するなど、生態系への影響はあるでしょうし、畑を荒らしたりする被害も出るかも知れません。
さてさて、どうなることか。
おっ、お腹を壊していたんですか!
それは辛かったでしょう。(^^)
インコとかが大量に繁殖している姿をテレビで見ましたが、
アライグマが増えるとかなりマズイでしょうね。
ペットを捨てる人は生態系の事など考えられないのでしょうかね?
exifさん、いらっしゃい。
そう、アライグマは便秘で、聖水は薬だったと・・・(笑
現在どのくらいの数が居るのかは分かりませんけど、本来居ないものが居るってことだけで
既に異常なんですから・・
でも、数が増えて問題が出てくるまでお役所は知らん顔でしょうね。