データ転送量低減作戦

070727056月に「お知らせ」で書いたように、くまぶろで使っているTypePadのProプランには、月間データ転送量が10GBという規定があります。
トップページに表示する記事数を減らしたり、1つのカテゴリーに含まれる記事数を減らすために「カテゴリーの変更」もして、それなりに多少の効果は上がってきました。

とは言え、決め手になるほどは転送量が減らないので、ここで一計を案じました。
・・写真はワレモコウのつぼみです。(記事とは無関係です。)
カテゴリーページや、月間アーカイブのページが検索エンジンにヒットしないようにしてみました。
何しろ多数の記事が1ページに入っていると、1回アクセスされただけで大量のデータが転送されてしまいます。
また、検索する人にしても、データが多すぎて目的の記事に巡り会えない可能性が高いわけです。特に複数キーワードで検索した際には、全く期待しない結果となるでしょう。

そこで、検索ロボットがこれらのページを検索しないようにするタグを仕込みました。
具体的には、カテゴリーと月間アーカイブのテンプレートの<head>と</head>の間に以下のタグを追加します。

<meta name="robots" content="noindex,follow,noarchive" />

「noindex」は、検索ロボットに「このページを検索させない」という設定です。
「follow」は、このページからリンクされているページへ検索ロボットを行かせる(リンクを辿らせる)設定です。
リンク先は殆ど「個別の記事」ですから、そちらへはどんどんロボットに行って貰った方が良いので「follow」です。
(逆にリンク先へ行かせたくない場合は「nofollow」とします。)
「noarchive」は、検索ロボットのキャッシュに読み込ませない設定です。

TypePad Proプランの場合、あらゆるテンプレートを独自に書きかえることが出来るので、こういう事が可能なのですが、テンプレートを加工できないブログでは残念ながら無理で、ブログサポートにお願いしてみるしか方法はありません。

さて、このタグを入れてみた結果ですが、最初の内は全く変化がありませんでした。
それは、サーチエンジンのキャッシュに今まで読み込まれていたわけですから、今更ロボットを拒否したところで、すぐに効果が出るわけではないからです。
でも、日数が経つにつれて、カテゴリーと月間アーカイブの「index.html」ページは少しずつサーチエンジンにかからなくなってきたようで、アクセス解析を見ても、それらのページがアクセスされる回数はぐっと減ってきました。
現在、ロボット拒否タグの設置から2週間ほどですが、サーチエンジンからのそれらのページへのアクセスは、ほぼ無くなりました。
完全に0にはならないようですが、一頃の30分の1くらいに減っています。
お陰で、7月のデータ転送量はリミットの7割くらいで済みそうです。

それらのページがヒットしなくなったわけですから、多少はアクセス数が減ります。
でも、1日600程あるページビューの内の30件程度ですから、あまり減ったような感じはしません。
それよりも、1アクセスで大量のデータ転送が生じてしまうより、ずっといいですからね。

その様なわけで、データ転送量の制限問題は一応解決しました。
今後爆発的にアクセスが増えたり、サーチエンジンの仕様が変わったりしない限りは、転送量の心配をせずに済みそうです。

“データ転送量低減作戦” への2件の返信

  1. ブログのみなさんは、いかにアクセス数を増やすかで苦労しているのに、
    データ転送量という足かせがあると大変ですね。
    私もこれからは一日一アクセスにしないとな〜。(^^)

  2. exifさん、いらっしゃい。
    TypePadの方でも、Proプランの上がいきなりビジネス用の価格になってしまうと言うことに
    対して、それなりの苦情も来ているようで、転送量を更にアップしたアマチュア向けコースを
    検討しているようですが、今のところ不明です。
    私の場合は、カテゴリーと月間アーカイブへの「サーチエンジンからのアクセス」を減らしたので、
    多分このままで心配ないと思います。
    一日一アクセスでなく、何度でも来てください。(笑

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