ミヤマアカネ

07080904我が家の周辺で、比較的よく見られるアカトンボの一種です。
青々した田圃の上をすーっと飛びながら、時々葉に止まって休んでいます。
羽の先端近くに茶色の「帯状の模様」が入るのが特徴で、こういう形に模様が入るトンボは他にいませんから、見分けはすぐに付けられます。

帯模様の前側に「縁紋」と呼ばれる鮮やかな赤い部分があるのも特徴です。
この赤い縁紋を見て、飛行機の「翼端灯」のようだと思ったのは私だけでしょうか?(笑
07080905こちらはミヤマアカネのメスです。
メスはオスのように赤くなりませんから、まるで別のトンボのようですが、同じように帯状の模様で簡単に見分けられます。
こちらは縁紋も黄色です。

実は、オスも羽化したときはメスと同じ色なんです。
それが徐々に赤く変化してくるわけです。
名前に「ミヤマ」と付いていますが、それほどの深山幽谷に住むわけではなく、里にもたくさん居るトンボです。
私が子供のころ、この辺に遊びに来ていた頃には、ミヤマアカネが空を埋め尽くすように飛んでいたものです。
今は、その頃に比べればずいぶん少なくなりましたが、それでもまだたくさん居る方でしょう。
私にとって、懐かしい思い出のあるトンボです。

参考サイト→「ミヤマアカネ

“ミヤマアカネ” への2件の返信

  1. もうトンボの時期なんですね。
    なんだか季節がとても早く過ぎ去って行くみたい。
    赤とんぼという歌があるように、
    昔は沢山の赤とんぼが飛び交っていたのを思い出します。
    最近は1匹見ただけで「トンボだ、トンボだ!」と
    言ってしまいます。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    この辺は標高が高く気温が低いので、7月からトンボは見られます。
    でも一番多いのはちょうど今ごろから後ですね。
    ミヤマアカネは、この辺で一番ポピュラーなアカトンボと言っても良いかも知れません。
    子供のころから、この羽の模様は見慣れています。
    でもやはり、昔と比べると減っていますけれど。

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