BiNDをカスタマイズ

08062601くまぶろ: BiNDを使う」の続きです。
基本的なリポートは、前回ザッと済ませました。
今回はカスタマイズの話をしましょう。

先ずガイド本を一冊ご紹介します。
伝える 伝わる わたしだけのホームページを作る本
ソフトメーカーが監修した公式ガイド本ですが、実際にBiNDで作られたホームページを例として解説されています。
デザインや文章、写真などに自信がなかったり「迷いがある人」には良いヒントになりそうです。
もちろん使い方の解説はしっかりありますし、簡単なカスタマイズも出ていますので、BiNDを使う人は持っていても損はないでしょう。

私はMacintoshを使っているので、この記事の中の画像はMacのSafariで表示したものです。
BiNDはMac版の他にWindows版もあり、使用方法は同じで、このガイド本も両方の環境で共通に使えます。

08062602今回は「チップトップ」のホームページを例にします。

選んだカートリッジ(テンプレート)を、そのままブラウザーで表示させると、左のようなデザインです。
それに、必要なものを足したり、不要なものを引いたり・・或いは「スキン」を変えるなど、デザインしていきます。
08062603・・で、出来上がったのがこちらです。

写真は、BiNDでページを作りながら画像サイズを変更することも出来るし、普通はそれで問題ありません。
画像をギリギリまで軽くしたい場合や、画質にこだわりたい人は、予め必要なサイズに変更したものを、一つのフォルダーにまとめておくと良いでしょう。
ここまでの所は、BiNDの標準機能で対応できますし、上記の「伝える 伝わる わたしだけのホームページを作る本」に掲載されている方法で出来ます。
一般的に、個人が自分のホームページを作るには、ここまでで充分だと思います。

とは言え、プロの目で見ると、どうしてもこれは何とかしたいと思うことも出てきます。
その一つが、前回の記事でも指摘した「テキストカラーの設定」です。
BiNDでは、スキン毎に最適と思われるテキストカラー、リンクカラーが設定されていて、それを任意のカラーに変更する機能は付いていません。
ページ中に異なるスキンを適用した複数のブロックがある場合、同一ページ内で「リンク色が不統一」となってしまいます。
これはユーザビリティの面で好ましくありません。
また「スキン毎に最適と思われるカラー」というのも、メーカーの設定ですが、最近の流行でしょうか、非常に目立ちにくい(背景色に対してコントラストが低い)色が使われているスキンもあります。

08062604これは「カラーダークネイビー」というスキンを適用した部分です。
「リンク(未訪問)色」と「タイトル(リンク無し)」の色が同じです。
また「リンク(訪問済み)色」が薄すぎて視認性が悪いと思われます。
クールと言えばクール・・でも、使いやすさは疑問ですね。
08062605で、こんな感じに変更してみました。
ウェブの標準表示は、リンク色はブルー、訪問済みリンク色はパープルですが、生のままのブルーとパープルでは派手すぎます。
そこで、彩度を落として、ブルーとパープルとして充分認識されつつデザイン的なクールさも維持できる範囲の色にしてみました。
これ以外の部分は「シンプルホワイト」というスキンです。
そのリンク色はグリーン、訪問済みリンク色は茶色だったので、上記と同じブルーとパープルの彩度を落とした色に変更しました。

それを変更するにはスタイルシート・・CSSファイルを修正する必要があります。
そのCSSファイルは、一旦サイトを作って保存してからでないと修正できません。
先ずはリンクカラーなども気にせず、BiND標準のスキンで制作したサイトを保存します。

08062606サイトは、左のような「MyBiND_Sites」フォルダーに保存されます。
フォルダーの場所は、BiNDをインストールしたときに決められますが、後から自分の使いやすい場所に変更することも可能です。
サイト名が「site0000」とした場合、以下のような階層構造の中にCSSファイルがあります。
MyBiND_Sites > site0000 > _module > theme > _default > blockskin.css
この「blockskin.css」が、修正するSCCファイルです。

問題は、このCSSファイルの何処を修正するか・・です。
はっきり言って、CSSスクリプトをある程度理解できないと無理です。
メーカー非推奨の裏カスタマイズですから、何があっても自分の責任です。
基本的には、サイトフォルダー(この場合は「site0000」フォルダー)をまるごとバックアップしておけば、元に戻すことは出来ますが・・

以上を承知の上で、やってみるなら、先ず「カラーダークネイビー」のスキンのCSSが記述された場所を探します。
 /* color ———————————————— */ と記述された行の更に下の方に /* navy_nr */ という行があり、そこから下が「カラーダークネイビー」のスキンのCSSです。

はい、ヒントはここまでです。
ここから先は、このCSSファイルを見て、何が書かれているか理解できなければ、残念ながら無理です。
CSSの手引き書でも買って、首っ引きでチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ずっと前の話で

“BiNDをカスタマイズ” への2件の返信

  1. 最後にまとめて直すわけですね。
    その後で内容を変更した場合はどうなるんですか?
    BiNDに戻った時点で元に戻ってしまうとか?
    アップするときにまた再度直すとかするのでしょうか。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    CSSファイルの修正は最後でなくても大丈夫です。
    BiNDでは、一旦サイトを作らないとサイトフォルダが生成されません。
    サイトフォルダがなければ「blockskin.css」も無いので、最初にいきなり
    CSSの修正は出来ないということです。
    「blockskin.css」は、一度修正しておけば、その後BiNDでページの制作を
    続けても、勝手に元に戻ってしまうことはありません。
    逆に、BiNDで作ったページのHTMLファイルは、テキストエディタなどで
    修正しても、次にBiNDで開いたときに、勝手に元に戻ってしまいます。
    BiNDは、アプリケーションフォルダの中の「Resources」フォルダ内にも
    「blockskin.css」というファイルを持っています。
    サイトを新たに作ると「Resources」フォルダ内の必要ファイルを自動的に
    コピーしてサイトフォルダが作られます。
    つまり「Resources」フォルダ内のファイルがBiNDの基本ファイルなので、
    こちらは変更しない方が良いでしょう。

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