互換インクのテスト

08082601以前「汎用プリンターインク」でご紹介した「Callen」の発売元から、開発中の「新インクの使用テスト」参加者が募集され応募しました。
「エバーブライト」という顔料インクです。

今回は、エプソンPM-4000PX(A3ノビ対応顔料インクジェットプリンター)を使っている人が対象という事でした。
08082602互換インクカートリッジ(IC-23タイプ・8色)と、テスト用紙(フォト光沢、ハイグレード、普通紙の3種)が送られてきました。
純正インクは、現在私が使用中の物を、印刷用データは先方が指定する写真を使いました。
以下、プリントした物をスキャナー撮りしてご覧いただきます。
08082603フォト光沢紙への印刷結果
左/エバーブライト・右/エプソン純正

エバーブライトの方が暗部のノリが抜群に良く、階調が豊かで深いです。
発色も濁りが無くて鮮やかです。
純正は、やや平板な印象です。
08082604ハイグレード紙(マット紙)への印刷結果
左/エバーブライト・右/エプソン純正

エバーブライトの方が階調が豊かで、発色に濁りが無いです。
特に肌色の再現が良いと思います。
やや赤味が感じられますが、純正よりキレイです。
08082605普通紙(上質紙)への印刷結果
左/エバーブライト・右/エプソン純正

エバーブライトの方が階調があります。
普通紙という悪条件の中で、肌色も許容範囲の発色を維持しています。
純正は・・こんなものか、という感じ。
上の画像は、プリントをスキャナー撮りしてからカラー補正など一切しておりません。
ご覧になって、いかがでしょうか?

全体として、純正インクより発色に濁りが無く、暗部のしまりがあり、階調豊かな仕上がりです。
普通紙(上質紙)など、条件が悪い場合ほど純正に差をつけていると思いますが、これはすごい事だと思いますね。
正直言って、テスト前は「純正と同程度なら上出来」と思っていたので、これだけ純正に差をつけてエバーブライトが良いとは意外でした。
今までの「互換インク」に対する認識を改めなければなりませんね。
好みによるかも知れませんが、例え純正インクと同じ値段だったとしても、私ならエバーブライトを選びます。
もちろん純正より安いのが互換インクの大きなメリットですから、値上げを奨励はしませんけれど。(笑

現在、エバーブライトはエプソンIC46互換のみ発売中で、IC33互換、IC23互換は、今後エバーブライトの提供を行ってゆく予定・・との事です。
エプソンの顔料インク対応プリンター(IC33、IC23カートリッジ使用機種)を使っている方は、エバーブライト発売の要望を出しましょう。
公式サイト→「フューチャーウェル・ホールディング・リミテッド
      「顔料インクエバーブライト

“互換インクのテスト” への2件の返信

  1. わざわざ新インクのテストを募集するくらいだから
    もともと自信があったのでしょうね。
    確かに純正と較べて値段は安いけれど粗悪品という印象がありますが、
    こうやって較べてみるとこの互換インクは良いかも。
    対応機種が限定されているのが残念。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    メーカーとしての自信はかなりあったでしょうね。
    実際、かなりレベルの高いインクだと思います。
    私は、A3ノビとA4と、2台のプリンターを持ってますが、どちらもエプソンの
    顔料インクなので、これが出たら嬉しいですよ。(笑

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