デジタル×写真術

08112201「pen」12/1号の特集です。
前号に出ていた予告と、サブタイトルの「新たな創造性を求めて」というのが気になって、発売日に買いました。

銀塩→デジタルは、工業技術としては大きな違いだけど、アートとしてはどう変わったか?・・
08112202写真家・東松照明氏のデジタル写真から新しい作家まで、作品も多数掲載されていますが、先ず読んで欲しいのは左のページ。
このページに、疑問と答えの両方があります。
簡単に私流で言うと・・銀塩→デジタルは大きな変化だけど、写真そのものを覆すほどのものではない。・・そんな所でしょうか。
08112203世界最大の、カメラの国際見本市「フォトキナ」も「ロモ」などを除き、殆どがデジタルだそうです。
見本市ですから、最先端という事でデジタル主流は肯けます。
しかし、銀塩としては決して主流ではなかったロモなどが、数少ない銀塩の生き残りというのも面白いです。
08112204インクジェットプリントの保存性・・いつまで劣化せずに保てるかを気にする人も多いでしょうね。
60年相当オゾン試験の結果などが照会されています。
この数年で銀塩に負けない所まで来ているようです。
さて、私にとって銀塩→デジタルの変化は何だったのでしょう。
中学生の時に写真を撮り始めましたから、写歴は40年にもなるでしょうか。
銀塩時代は「ニコン」の一眼レフを使っていました。
今は「PowerShot S2 IS」を使っています。

高校時代は写真の授業があったので、商業写真(スタジオ撮影)と暗室作業をやりました。
自宅に小さな暗室を作って、モノクロフィルムの現像とプリントをやっていました。
それはなかなか楽しい作業で、社会人になってからも続けていました。

ペンションを始めてから、趣味としての写真はちょっとお休みという感じでした。
最初のデジカメは35万画素でしたから、趣味の写真が復活することはなく、ホームページに使う写真も、銀塩一眼レフで撮ったものをスキャナ撮りして使う方が多かったですよ。
それが、2台目の200万画素になり、ブログを始めたことで、撮影枚数が一気に増えました。
更に、3台目の現在のカメラになってからは、年間4,500カット・・35mmフィルム(36枚撮りとして)125本分・・まで増えています。

デジカメでなければ考えられない数ですが「フィルム代や現像代がかからない」という理由だけで、ここまで増えることは無かったはずです。
軽量コンパクトで高倍率(12倍)ズームというのが、撮影数が増えた大きな理由になるでしょう。
私の場合「デジカメ一眼は不要」とした、私のカメラ選択が適切だったことになります。

もう一つ、銀塩で言う所の「現像」「引き伸ばし」が自分で、しかも暗室不要で出来るという事。
これも大きな理由ですね。
銀塩時代、カラーポジでは一切出来なかった現像時の調整が、モノクロネガフィルムのように・・いや、それ以上に自由に出来るのは大変嬉しいことです。
要は、デジタルになって、それだけ「写真の楽しみが増えた」という事です。
別の言い方をすれば、楽しみが増えた分だけ撮影枚数も増えている・・そんな風に感じています。

“デジタル×写真術” への6件の返信

  1. 私も写真を撮る事を止めていましたが、
    デジタルになってから再び撮るようになったのは気軽に撮れるからかな。
    フィルムだと現像代とか色々とお金もかかるし。
    そして現像作業をパソコンで出来るという事でしょう。
    色々と写真を使う場面も増えていますしね。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    そうです・・お金もかからないし、写真屋まで行かなくてもいいし、気軽ですよね。
    最初の頃は画質が悪くてウェブくらいにしか使えなかったけど、今では銀塩より良い
    くらいになっていますからね。

  3. デジカメの進歩すごいですよね。我が家のデジカメも初代は30万画素でした。今使っているのは1020万画素です。その分、1枚のデータ量も多く、irfanview 以外のビューワーでは表示がちょっと遅くなりました。フィルム代が要らない分、パソコンのパワーを要するようになっています。マックが欲しいと思いながらも、去年買い換えたばかりなので、二の足、いや五の足ぐらいを踏んでいます。
    まだ、新しいカメラを買って1ヶ月で、とにかく撮るのが楽しいという段階ですが、現像やプリントが楽しいというのをよく見聞きし、レタッチソフトを買おうかなと思い始めています。とりあえずは、雑誌のプレゼントに応募しました。

  4. 朝霧圭太さん、いらっしゃい。
    確かに、高画質化でデータ量は爆発的にアップしていますね。
    私のMacも6年落ちなので・・まあ、色々パワーアップしてありますが、
    新しいMacが欲しいです。(笑

  5. 写真の補正前/補正後

    「デジタル×写真術」以来写真付いています。(笑昨日の「窓辺のテーブル」は一切補正をしていない写真でしたが、今回は「晩秋の田園」の写真の補正前

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