コノシメトンボ

09082601胴体全体が真っ赤になる美しいアカトンボです。
写真では、木の杭に羽の影が映っています。
陽射しは夏、空気は秋の八ヶ岳です。

羽の先端部分が黒っぽくなっているのが特長です。
もっとも、そういう特長のアカトンボは他にもありますが・・
09082602コノシメトンボの他に、リスアカネ、ノシメトンボが、羽の先端が黒いアカトンボです。
ただし、胸部(トンボの場合は羽の下の太い部分)が赤くなるのはコノシメトンボだけなので、見分けるのは難しくありません。
空が広く開けた沼地や田圃に多く、学校のプールなどにも産卵します。
漢字では「小熨斗目蜻蛉」と書きます。
熨斗目(のしめ)とは、腰の部分に模様が入り、そこだけ帯状に違う生地のような感じに見える着物で、江戸時代の武士が裃(かみしも)の下に熨斗目の小袖を着たそうです。
羽の黒い部分を熨斗目に見たてての命名でしょう。

アカトンボに関する記事が多くなったのでリンクしておきます。
ノシメトンボ」「ナツアカネ」「ミヤマアカネ」「アキアカネ」「ショウジョウトンボ」「赤とんぼ