薄紫の風

12081402炎天下のカーブ。
レールもバラストもかなり熱くなっているだろう。
薄紫の風のように列車が駆け抜ける。



私の後ろで、夏草がざわめいた。

振り向くと、石仏の傍らの背の高い草が揺れている。
石仏が私になにか話しかけたのかもしれない。
手をあわせて写真を一枚撮らせていただいた。