忍野八海へ

12100901朝霧高原へ」の続きです。
忍野八海のメインの通りは電線の地中化など、かなり整備が進んでいました。
八つの池の周囲は村の土地と民地が複雑に入り組んでいるため、全体の統一が難しいそうです。



忍野村の職員の方の案内で、全体を見て回りました。

12100902八海中で一番湧水量が多い湧池(わくいけ)です。
周囲は土産店や飲食店、一般民家が混在しています。
池は透明度が高く、岸辺も綺麗に保たれていますが、スッキリしているとは言えない現状です。
12100903榛の木(はんのき)資料館は、いわゆる郷土資料館のような施設です。
建物は大きくて立派な藁葺き屋根でした。
屋根の葺き替えに2千万かかるとか・・リッチな財政の忍野村でも結構厳しいらしいです。
12100904これは田んぼに水を入れて養魚池にしたもので、八海には含まれません。
これは榛の木資料館の敷地内で、資料館の藁葺き屋根とあわせていい雰囲気ですが、これも忍野八海の一つと思い込んで写真を撮る観光客も多いらしく、それはそれで一つの問題なのでしょう。
12100905ほとんど傾斜のない川を、大量の湧水がゆるゆると流れています。
村では、川沿いの遊歩道を整備しています。
近い将来にはちょっと離れた場所にある美術館との間を歩けるコースにするのだそうです。
古くからの観光地で、既に色々なものができてしまっている忍野八海の周辺。
そこを整備、修景していくのは、なかなか大変なものがあるようです。

八ヶ岳エリアの観光や地域の景観などに関わる人は、是非一度見に行くといいですね。
逆に向こうから誰かに来ていただいて、八ヶ岳エリアへのアドバイスや意見をもらうのもいいでしょう。