サイトデザイン考

13021601ウェブサイト作成ソフトに何を求めますか?
この前ご紹介した「BiND 6」ではCSSの編集ができるようになりました。
細部にこだわる人にはとても嬉しい機能です。

ただ、勘違いしないで欲しいのですが・・

13021602BiNDは元々「簡単にデザインの良いウェブサイトが作れる」ソフトです。
センス良いテンプレートが用意され、それを自分のウェブサイトに出来ます。
それは、このクイックリファレンスに出ているだけで十分に可能です。

13021603一般レベルではそこまでで十分であり、そこまでにしておくのが無難です。
だから今までのBiNDはCSSの編集機能がなかったんです。
つまり、このCSS編集機能は「諸刃の剣」です。

CSSとは、カスケーディング・スタイル・シートのことで、サイトの見え方を細かく定義するファイルです。
つまり、BiNDのセンス良いテンプレートのデザインも、このCSSによって形作られているわけです。
サイト全体の統一感や細部のデザインに関わる重要なファイルで「BiNDでセンスの良いウェブサイトが作れる」という根幹に関わることなんです。
その一部であれ、ユーザーに編集を許したということは、ユーザーのセンスを信用したのだと言っても良いでしょう。
下手をすれば、なんだか垢抜けない、くどいデザインのサイトになってしまったり、元のセンス良いテンプレートを台無しにしてしまう危険もあるんです。
だから、CSSを弄ろうという人は、先ず自分のデザインセンスを磨いてください。

ウェブサイトで一番大切なのはコンテンツです。
コンテンツが充実し、頻繁に更新されるサイトはとても魅力的です。
残念なことに、それが「デザインが良くない素人くさいサイト」の言い訳に使われることがしばしばあります。

コンテンツの充実と頻繁な更新は、今や良いサイト作りの必須条件です。
必須条件だけ何とかクリアしたら満足していていいんですか?
他社あるいは他者に差をつけるのはデザインですよ。