写真の面白さって、何でしょうね。
撮るのも面白いし、プリントするのも、写真を見るのも面白いで。
いい写真が撮れたらもちろん嬉しいですしね。
例えばこの写真・・夕日の中のファームショップです。
1枚目は、普通に撮影したままの写真です。
まあ、これはこれで悪くないですが・・
2枚目は「彩度」をぐっと上げてみました。
夕日の色とコントラストが強調され、一昔前のアメリカの風景のような感じです。
で、3枚目は逆に彩度を下げてみました。
色あせた古い写真のような、それでいて少しシュールな雰囲気も出ましたね。
4枚目は、完全に彩度を0・・つまり白黒写真にしたものです。
ただ、平均的にモノクロ化したのではなく、赤い部分をやや暗くするなどの調整はしています。
白黒なのに建物は赤じゃないかなと、何となく分かるような感じです。
さて、4枚の写真のどれが良いか・・
デザインに使うなどの目的がある場合には、目的によってどれが良いかは決まると思いますが、普通に写真として鑑賞するなら好みの問題でしょう。
写真って、撮ったままで加工しちゃいけないみたいに思っている人も多いかも知れませんが、決してそんなことはありません。
加工してはいけないのは、資料、記録、報道用など、ある種の「証拠となる写真」だけです。
自分の狙った通りの画像にするために、銀塩時代の写真家はみんな苦労してきました。
今はデジタルで非常に手軽に加工できるようになったんですから、それを利用しない手はありませんよ。
私はPhotoshopを使っていますが、この程度の加工ならデジカメに付属のソフトでもできますし、無料のオンラインソフトでも可能です。
是非やってみてください。
写真の楽しみが広がりますよ。