ハマナスの実

040922八ヶ岳では気温も低くなり、ハマナスの実も終わりです。
知床旅情の詩に出てくるハマナスは北海道で自生の物が多数見られる野生バラの一種です。八ヶ岳も気候が合うらしく、20年ほど前に小さい苗木を植えたのが、今では2メートルほどに育って毎年夏にピンク色の大きな花をたくさん咲かせます。

花の後に写真のような赤い実がなります。大きさはプチトマトを少し小さくした程度でしょうか。バラの実と同じようにジャムにしたりハーブティーにしたりするそうです。大分前にジャムを作ってみましたが、あまり美味しくなかったです。

Google でハマナスを検索してみると、たくさんのサイトが出てきます。そしてハマナスの語源として、実を梨の実に見立てて「ハマナシ」と呼んだのが東北なまりで「ハマナス」になったと書かれています。
私はどうもそれに賛成できません。この実はどう見たって梨には見えないですよ。強いて似ていると言えば「トマト」でしょう。トマトと言えば昔は「赤茄子」とも言われていましたからね。「ハマナス」は「浜茄子」だったと思う方が自然です。

もう一つ、実が美味しいと書いてあるサイトがあるんですが、私はそれにも賛成しかねます。