250円の眺望

05010701清里高原大橋です。
背景に見えるのは南アルプスです。右よりのごつごつした感じの高い山がお馴染みの甲斐駒ヶ岳、左よりの真っ白な山頂だけが見えるのが北岳(日本第二の高峰)です。
手前の黄色く塗られた橋が清里高原大橋で、下は川俣川東沢渓谷。水面からの高さは104メートルです。

現在は有料道路で、大泉側に料金所があります。(普通自動車250円)今年の6月から無料化されます。


まあ、無料化は結構な事なんですが、その理由が全く持って結構じゃありません。
料金の徴収期間を過ぎて、道路建設費の償還を済ませて無料になるのが本来の姿です。しかしこの道路の場合、全く利用者が足りなくて大赤字。年々ふくらむ赤字(主に人件費)を解消するには通行料を無料にして料金所を廃止するしかないという結論に達したんですね。
基本的にバブル時代の計算で清里観光の入り込み数を多く見積もりすぎた事。250円の通行料金でこの道路を通るか、250円を惜しんで今までの国道141号を通るか、その計算違いという事です。
まあ、行政の読みが甘かったという訳ですが、赤字の穴埋めは一般財源(県民の税金)ですからたまったものじゃありません。

しかしまあ、この景色を見ると一度は通ってみる価値はあると思いますけどね。私は一時回数券を買っていましたし、結構利用していた方です。ちなみに八ヶ岳はこんなふうに見えます。
初めての人には「是非一度はどうぞ」とお薦めもしていました。有料だから行かないって人も居ますけど、250円でこの景色が見られるのに一度も通らないなんて「あんた何しに来てるの?」と思いましたよ。もっとも今となっては、6月から無料というのが分かってますから、わざわざ通らなくても良いとは思いますけれど。

“250円の眺望” への4件の返信

  1. ふだんの生活の中で250円は勿体ないけれど、
    観光に行ったのだったら景色を見るために支払っても仕方ないかも。
    せっかく行ったのに、ここはお金がかかるから止めたとか言ってたらどこにも行けなくなってしまうからね。
    しかし、人件費を払えないほど収入が無いってのも見込みが甘すぎ。

  2. exifさん、確かに日常的には使わない方が多いでしょうね。
    どっちにしても計画が甘かった事は目に見えています。

  3. 知りませんでした〜!無料化ですか!
    理由は高原道路と同じですね(^^;
    おっしゃるとおり、計画がズサンですよね。
    それに計画自体も古いのに見直さずに造るから。。。
    ボクは去年の6月に通りました。景色は最高!でしたね。
    でも、料金所手前にあるお店で食べた親子丼はもっとサイコーでした(笑
    また行きたいなぁ!

  4. やんまさん、いらっしゃい。
    親子丼、中村農場のですよね。
    あそこは鶏肉と卵が良いですからね。
    食堂というより農場の直営店と言う訳で、ちょっと他では食べられないですね。

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