旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道 3


「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道 2」の続きです。
これはトンネル内に架線を張る装置です。白い円盤状のものは磁器製の碍子です。中央線と同じくトンネル断面が小さいため、普通の方法で架線が張れませんから、直接天井に取り釣れるような仕掛けになっています。


これはトンネル内部の側面です。壁に並んでいる金具は、信号線や通信ケーブルを固定するためのものです。


中間付近から入り口を振り返ったところです。短いトンネルなので途中に待避所などは設けられていません。


内面のレンガの様子です。レンガの表面だけでなくレンガ自体が脱落しているところも多くなっています。


出口近くの壁面にこんな表示がありました。
レンガには剥落防止のために吹き付けられたコンクリートの跡が残っています。

「旧国鉄篠ノ井線廃線遊歩道全体図」
「今回歩いた部分図」今回は漆久保隧道の内部をご紹介しました。
次回は漆久保隧道からCに向かいます。