C56 96・2


「C56 96・1」の続きです。
簡易線用タンク式機関車のC12型と共通設計で、長距離線区用のテンダー式機関車になりました。


転車台が設置されない路線でも使えるよう、炭水車の左右を斜めにカットして視界を確保しています。


とは言え、バック運転は安定性が落ちるので、実際にはあまり行われなかったようです。


動輪の直径は1400mm。実は大型のD51型と同じなんです。同軸数は1軸少ないですけれど。


小型ですがバランスの取れた良い形の機関車で、私はこの角度が一番好きです。

この96号機は、1975年から1987年まで、客車のオロネ102016+オロネ102071+オロ802008+オロネ1069+オロネ1028を連結し「SLホテル」として営業しました。
客車の老朽化でホテルが廃業した後はC56も野ざらしでしたが、1989年に現在の場所に移動し、屋根付きの展示場所できれいに保たれています。