百草本舗


奈良井宿の中ほどにある百草本舗です。
「百草丸」という腹薬の店です。


江戸時代に藪原宿で日野屋という旅籠が、旅人に薬を売っていましたが、1911(明治44)年の中央線全線開通で宿場が衰退したため旅籠を廃業し、百草の販売を家業としました。


その十一代当主が、1947(昭和22)年に「日野製薬合名会社」を設立したそうで、その支店の一つがここです。


元々は、木曽御嶽山の修験者が、山ろくのキハダの内皮を煎じて薬とすることを村人に伝えたが始まりとのことです。
歴史も然ることながら、看板のデザインがいい味出していますよね。