松代象山地下壕・4


地下壕を奥へ進むと地面に横向きの溝のような跡が。
掘り出した石屑を運び出すためのトロッコの枕木の跡です。


地下壕の方向や深さを測るための機器を取り付けた跡もあります。


見学路の終点です。工事の犠牲になった人々へ千羽鶴や花が手向けられています。


さて、また今来た道を戻ります。なんとなく気が重くなってしまいますが・・


出口方向を示す矢印です。
今は間違った方へ行けないように金網が張られていますから安心ですが、昔はこんなものでもないと出口にたどり着くのは相当不安だったことでしょう。

象山地下壕の写真はこれで終わります。
しかし、こんなものを作ってまで、戦争遂行の拠点である大本営を移して、それでどうなると思っていたのでしょうか?
全く馬鹿な話です。