壁面アートの精神とリニアの駅

11031301甲府の中心部で見かけました。
中はわかりませんが、工事中のようなフェンスですね。
結構な長さで人物のシルエットが続いています。



ドーナツ化現象というやつですね。
甲府中心街は、人通りが少なくなり、店も減っているんです。
11031302デザインコンセプトが書かれていました。
アイデアもデザインも悪く無いと思います。
ただの工事現場のフェンスでは、どう考えても楽しくはなりませんからね。
郊外へのドーナツ化現象と東京へのストロー効果に、ダブルで襲われた甲府中心街です。
とは言え、こういう工夫もされているし、いろいろな努力をしている人たちがいます。
はっきり言って、甲府の中心街が上を向かなければ山梨全体は良くなりません。
私は甲府の中心街を応援しますが、そのためには、県内にリニアの駅なんか作っちゃダメ・・リニアは山梨を素通りした方がいいんです。

上の壁面アートで「敢えて足元だけを描いた」のと同じです。
リニアが通っても駅を作らないで「敢えて窓からだけ見せる」・・もちろん山梨の景色をです。
人間誰しも、完全に見えているものより、一部しか見えないものの方が気になるし興味をもつんです。
・・それで数年我慢してごらんなさい。
「リニアの止まらない山梨」へ、山梨の景色や文化を觀に来る人が、じわじわ増えてきますから。

未曽有の大災害による国家的な危機という現状では、リニアどころではないのは当然ですけれど。