デザインのデザイン

11052604デザインに関わる人なら知らない人は居ない、原研哉さんのデザイン論です。
「無印良品」や「2001年銀座松屋のリニューアル」などは、著者のデザインです。
山梨の人なら、中央葡萄酒「グレイスワインのラベル」と言えば身近でしょうか。



デザインを言葉にすることはもうひとつのデザインである。本書を書きながらそれに気づいた。(本書より引用)ーーと「まえがき」に書かれています。
確かにそうなのだろうと、私自身も思っています。
今ここで本所の内容を書くことはしません。
デザインに関わっている人、デザインを知りたい人、そして(特に)町づくりや地域づくりに関わる人に、是非読んで欲しい、啓示に富んだ内容の本です。

装丁も著者自身がしていますが、これがまたいい感じです。
レイアウトとしては前述のグレイスワインのラベルデザインに通じるシンプルさですが、ちょっとした演出がしてあります。
英文字の部分は印刷後のコーティングがかかっているのに、日本語の文字はコーティングの上から印刷してマット仕上げになっているんです。
これは気づかない人も居るでしょうね。