笹子設備トレーニングセンター

13013001笹子駅に隣接する、JR東日本の訓練施設です。
保線、信号、通信、土木、建築、電力など各種達道設備の訓練所です。
スイッチバック時代の駅跡地にあります。

通常は一般公開されていません。

13013002このコンクリートの構造物は「模擬トンネル」です。
内部はコンクリートとレンガのトンネルになっており、安全点検などの教習に使われます。
壁に貼られているのはE233系のイラストです。

13013003設備訓練用のホームは、ホームや屋根の構造も3種類に設定されています。
それぞれの違いを知ることで適正な整備や点検を学ぶのでしょう。
奥の線路が見えなくなる辺りで本線と接続しています。

13013004笹子駅のホームから望遠で撮ったトレーニングセンターです。
一番奥に模擬トンネルが見えます。
他に、踏切、信号機、ポイントなど、色々な設備があります。

13013005本線との分岐点は乗越式ポイントとなっています。
緑色の「横取り装置」をレールに被せ、側線に入る車両は本線のレールを乗り越えて入ります。
本線側のレールには切り欠きを付けないため乗り心地もよく安全です。

笹子駅のスイッチバックは、1966(昭和41)年の複線化で廃止されましたが、跡地がこのような施設として活用されているので、今でもスイッチバックの遺構を見ることができます。