
「MOMAT コレクション 3」の続き。
「眼のある風景」靉光(あいみつ)本名は石村 日郎。
広島生。独自の画風で、日本の前衛、シュルレアリスムの先駆とも言える画家。軍部から戦争画を描けと迫られ「わしにゃあ描けん」と泣いたと云う。終戦の前年に召集され中国へ。戦死は免れたが、終戦の翌年に日本へ戻ること無く39歳で病死。日本に残されていた作品は広島の原爆でその多くが焼失している。

「赤の中の小さな白」瑛九(えいきゅう)本名は杉田 秀夫。
宮崎生。日本の画家、版画家、写真家。前衛的、抽象的な作品が多い。

「全体」ワシリー・カンディンスキー。
中秋絵画の創始者の一人として名高いロシア出身の画家。スターリンから逃れるようにドイツへ。バウハウス教官を務めたがナチスに閉鎖され、フランスへ。ナチス占領下でもアメリカへの亡命を拒否し、フランスで亡くなる。

膨大な作品を展示しているため、建物の階を移動しなくてはならない。これはその階段の別室のようなスペース。

「解放され行く人間性」丸木俊(赤松俊子)。
敗戦後、連合国軍により進められた民主化や女性解放を新しい時代の希望として書こうとした作品。だがその翌年「原爆の絵を描かねば」と決意したという。
今回は人間性や人生について知って欲しい作者が多かったため(短くしようと努めたが)全体に文章が長くなってしまった。
それでも全く簡単にしか紹介できていないので、ぜひご自身で調べてみて欲しい。
こういう作品を多数収蔵しているところが「国立近代美術館」のすごさであると思う。
次回に続く予定だが、このシリーズも長くなってきたので一時的にお休みをいただき、また改めて再開しようと考えている。

