朝日を浴びる北岳

041207真ん中の白いのが日本第二の高峰「北岳」です。
マグリットの月を撮影した場所でカメラを90度左へ振るとこの写真が撮れます。
何しろ富士山の次に高い山ですから、夏でも山頂には雪があります。夏は麓からはあまり見えませんが、流石にこの季節は真っ白で手前の山よりずっと目立ちますね。
私が好きな山の一つでもあります。

標高は3,192mだったのですが今年3.193mに改訂され話題になりました。
別に山が隆起した訳ではなく、今まで山頂とされていた地点より高い所があると登山者に指摘されて改訂されたのです。
昔、測量の三角点を決める時に標識をたてた場所を「山頂」としただけで、厳密に一番高い場所が必ずしも山頂になっていないという事です。全国的には10m以上の差がある山もあるそうですよ。


北岳は南アルプス(赤石山脈)に含まれます。
南アルプスには火山はありません。ヨーロッパアルプス、ヒマラヤ、アンデスなどの山脈と同じく気の遠くなるような長時間の造山活動で高く盛り上がったのです。

北岳についての参考サイト
信州の百名山:北岳(実際は山梨・静岡県境ですから信州ではありません)
百名山/富士山/日本アルプスと日帰り温泉の旅
北岳(きただけ)山行報告
世界の山脈についての参考サイト
山脈@衛星写真集

“朝日を浴びる北岳” への6件の返信

  1. 北岳は 初めて見ました。綺麗というイメージですが
    近くで観ると精悍な感じでしょうか。日本第2の高峰、
    それにしても、雄大な自然のただ中で暮らせるのは幸せ
    ですよね・・・・

  2. いらっしゃい。
    そうですね、確かに綺麗ですが男性的なイメージを持った山です。
    日本一の富士山、第二位の北岳、第三位の奥穂高岳。
    一箇所からこの3っつが見える「三峰の丘」という所が小淵沢にあるんですよ。

  3. ・・・!神々が住むところ、という風景でしょうね!
    姫神の曲に、「神々の詩」というのがあって、私はとても
    好きで、日本は神々の住む国、神とは自然そのもの・・・
    という想像から創作人形舞踊劇を作ったんですが(龍神と
    竜姫の踊り、龍神は大河、竜姫は山。印旛沼龍神伝説より
    創作)インスピレーションは自然からもらっています。
    くまぱぱさんが表現豊かに写真を説明されるのを、凄いと
    思っていましたが、なるほど そんな自然が目の前にあれば
    想像力は刺激されますね!都会にいては忘れていくものだと
    思います。

  4. 龍神の創作人形舞踊劇ですか。
    それは面白そうですね。
    おっしゃるとおり、要はインスピレーション、想像力なんです。
    都会には都会の想像力をかき立てる物はありますが、自然の
    中から受けるものとは質的に違いますね。
    以前は都会でデザイナーをやっていた人間ですので、両方の
    良い点も悪い点も解るつもりですが、私には田舎の自然から
    受けるものの方が波長が合っているようです。
    ところで、山の数え方を知ってますか?
    「一山、二山、、?」、、それでは八百屋のミカンですよね。(笑
    皆さん知っていると思いますが「一座、二座、、」です。
    「座」とは「神々の座す所」そのものですから、それぞれの山に
    それぞれの神が居る事になっています。
    日本は多神教の国で八百万の神々が居ますから、山がいくつ
    あっても大丈夫ですね。

  5. いいですね、八百万の神・・・そうなんですよね、神様は
    人間臭くて、今でも伝わっているのは 山ノ神が女性の場合
    女性が登るのを嫌がったり、あと、カップルが山にある社寺
    に手をつないでいくと、別れさせられる・・・とか。
    最近聞いた話では、成田山もそうだとか・・・(本当かな?)
    ・・・座、については、知りませんでした。
    でも、言葉としては「車座になる」とか「・・座して待つ」
    とか、座る言葉として残っていますね。山の形から来ている
    んでしょうね。勉強になりました。ありがとうございます。

  6. 日本だけでなく、ギリシャ、ローマ神話でも中国の神話でも、多神教の神様っていうのは
    人間と同じように生活してますよね。
    一人の神様が罰を与えた人間を別の神様が助けたり、全体として大きな「寛容」の思想
    にあふれて居るんだと思います。
    要するに一人の「絶対者」が存在しない事がポイントです。
    キリスト教にせよ、イスラム教にせよ、或いはユダヤ教にせよ、一神教というのは必ず一人
    の絶対者の元に殺生与奪の全てが握られている訳です。
    人間社会で言えば独裁国家みたいなものでしょう。
    だから私は八百万の神々が好きですね。

コメントは受け付けていません。