樹上の忍者・コゲラ

041208コゲラが木の枝に逆さまにとまっています。
コゲラは日本のキツツキの仲間では一番小さく、スズメと同じくらいの大きさです。キツツキの仲間ですから木をつついて虫を食べますが、体の小ささを利用してシジュウカラなどの群れに紛れ込んで生活していることもあります。
なかなか写真を撮るのが難しい鳥です。左の写真はピクセル等倍まで拡大していますので画質が悪くて申し訳ありません。

参考サイト→Yachoo! オンライン野鳥図鑑 コゲラ


0412082ギィーギィーという特徴のある声なので、八ヶ岳の山道を歩いていてもコゲラが居ることはすぐに分かります。でも姿を見つけることは難しいんですよ。
2番目の写真で、どこにコゲラが居るか分かりますか? クリックして拡大写真にすれば分かるでしょう?
分からない人はこちらの「解説付き写真」をごらんください。
背中の模様と色が木肌の質感にマッチして、まるで忍者のように身を隠しています。差詰め「コゲラ忍法木遁の術」とでも言うところでしょうか。

ちなみに「ケラ」とはキツツキのことで、漢字では「啄木」を当てます。コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、クマゲラなどですが、キツツキというのは種類の名前で「キツツキ」という固有の鳥は居ません。
また「カラ」とは漢字では「雀」と書き、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ゴジュウカラなどの「スズメのような小鳥」の意味で、キツツキとは全く関係ありません。ときどき混同している人が居ますのでご注意ください。