アトリエ日記 112


「アトリエ日記 111」の続き。「初夏の窓」と名付けた。
まだ加筆するかも知れないが、これで一応完成とする。


こちら赤系の方は「晩秋の窓」だ。

初夏の白樺林、晩秋のポプラの疎林、それぞれに面した窓辺には野鳥や野生動物もやってくる。
外の風景の中に、それを室内から眺める人物が映っている。そんな情景。
これだけ窓の近くに立っていれば、この人物の後ろ姿が画面に入るのが普通だが、この人物たちはこの絵の鑑賞者自身であると考えれば、後ろ姿が無いのは当然と言えるだろう。

さて、ここからまた別の作品に取り掛かる。


サイズは「窓」の2作品と同じF30号(910×727mm)だ。私としては大きめの作品が続くが、画題はガラッと変えるつもり。


下地としてジェッソを全体に塗る。キャンバスには一応下地が塗られて売っているのだが、ジェッソの白のほうが好きだ。
その違いはこうして並べてみるとはっきり分かるだろう。

次回に続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です