「アトリエ日記 107」の続き。前回の写真でお気付きかも知れない。
画面に十字型の痕跡が出ているが、安い中国製キャンバスのせいだ。
大きめのキャンバスは外枠だけでなく、中央などに補強材が入る。補強材は外枠より薄く(図1)描画時に圧力がかかっても画布が補強材に触れない(図2)ようになっている。しかし、今回使っているキャンバスはコストダウンで外枠が薄く細いので、補強材と画布の隙間が少ない。それで画布が補強材に押し付けられて(図3)表面に補強材の跡が出てしまう。
そんなキャンバスを使わなければ良いのだが、今回はその痕跡が出ても問題ない「窓枠と外の景色」を描こうとしているのだ。
窓枠の目安になるようマスキングテープを貼ってみた。この状態で外の景色を描き込んでいこうと考えている。
青系背景の方も同じような手順で描き進めていく。まあ、他にも色々と構想はあるのだが、それは徐々に明らかになるだろう。
次回に続く。