「5月の白駒の森 7」の続き。根元の苔の層にこの樹から落ちた種が芽を出している。
芽と言っても、この大きさで既に3年位は経っているだろう。
3本株立になった樹の2本が途中で折れて面白いフォルムに。遠くからはフード付きのマントを羽織った人のようにも見えた。
樹の根の下の土砂が流れて空洞ができている。大きく口を開けた2本角のモンスターのように見えないか?
森の中でもかなり太い樹だ。標高が高く寒冷な気候なので樹木の成長はかなり遅い。種から芽生えて100年では無理だろう。
林床は苔に覆われている。たくさんの樹の根が露出し、その下は空洞になっているところが多い。
毎年行ってもそれほど変わらないようにも見えるが、新たな倒木もあるし、いつまでこの森が変わらずに残っていくかはわからない。
このシリーズはこれで終了する。