長坂郷土資料館

05092001企画展「北杜の縄文文化」展が始まりました。
昨年誕生した北杜市は山梨県で一番面積が広い市です。この広大な大地には縄文時代の遺跡が多数発見されています。草創期・早期・前期・中期・後期・晩期に分けられる、およそ一万年の間の全ての時期の遺跡が存在しているのは珍しいのではないかと思います。


05092002縄文時代と言えば、何と言ってもユニークで人間味あふれるデザインの土器と土偶を外すことは出来ませんね。
上の写真は土偶付き土器の側面部分。下の写真の土器は、何となく古代マヤ文明のようなデザイン。どちらもレプリカではなく実物です。
他にもたくさんの土器、土偶、石器などが展示されています。各時期毎の集落の配置が分かる地図も展示されていて、縄文時代の栄枯盛衰も偲べます。
期間が長いので行きやすいと思います。興味のある方は是非行ってみると良いですよ。


長坂郷土資料館・第12回企画展示
「北杜の縄文文化」〜山と川に育まれた一万年の歴史〜


会期:2005年9月17日(土)〜2006年2月5日(日)
問い合わせ:北杜市長坂郷土資料館 電話/0551-32-6498
公式サイト→「長坂郷土資料館ホームページ
       開催中の企画展「北杜の縄文文化」


これらの施設は箱物行政とか合併前の駆け込み建設などと批判があったことも事実です。
この資料館には価値ある資料があるのはもちろんですが、何と言っても優秀な学芸員が居ます。10年以上前、農協の古い建物を間借りしてスタートした長坂町郷土資料館の時代から携わってきた方です。熱心に企画を立てたり資料の収集に奔走した女性学芸員。その人こそが長坂郷土資料館をここまでに育てたと言って良いでしょう。
ここの公式サイトは、その方の依頼で私が制作しました。

“長坂郷土資料館” への3件の返信

  1. >およそ一万年の間の全ての時期の遺跡が存在しているのは珍しいのではないかと思います。
    凄いですね!レプリカではないと。うう〜〜ん。
    縄文時代、弥生時代共に、今の現代人が思う以上に
    豊かな時代だったとか。1万年のロマンですね。
    近くに歴史博物館はありますが、学芸員の方が
    説明すると言うのは、一般の方(私たちですね)の
    見学の時にはないです。(広すぎるから?)羨ましいですね。

  2. あ、すみません、学芸員の方の説明と言うのは
    あるのかな?と書こうとして、なんだか訳分からない
    コメントになってしまいました。あるのでしょうか?
    (爆)

  3. ASさん、いらっしゃい。
    ホントは解説付きだと嬉しいのですが、こちらでも普通は学芸員の解説は付きません。
    人手が少ないので、残念ながら日常的に解説するというのは無理なようです。
    どうしても知りたいことがあったら、事務室に行けば大抵の質問には答えてくれると思います。

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