おなじみの松本市美術館だが、今回は草間彌生作品が目的ではない。
30才で夭折した画家であり詩人でもある須藤康花(すどうやすか)さんの作品展。
この企画を見るまでは知らなかった。いや、3年前「パルコ de 美術館」に遺作が出されていたのだが、展示期間が合わずに見ていなかった。
中央は「抱懐」という銅版画(2007年頃)。左は自作の詩。絵画作品と詩を並べた展示が多かった。右は2001年(23才)の作者。
鉛筆による12才頃の自画像。幼さもありながら力のある目をしている。この頃すでにいくつもの公募展に入選していたらしい。
ふたつの小さな作品の間に表記されていた詩。15才の時にお母さんが亡くなり、17才でそのことを詠んだ。
お母さんが亡くなって自分も死ぬつもりで遺書まで書いたその後に、お母さんを思って16才から絵の勉強を本格的に始めたという。
次回に続く。