保存貨物列車


韮崎市中央公園に保存展示されている貨物列車だ。
機関車単体というのは他にもあるが、貨物列車としての保存は珍しい。


無蓋貨車があるだけでも珍しいのに、それが3両も間に挟まって、機関車も含めれば5両編成という立派な貨物列車だ。


しかし保存状態は決して褒められたものではない。貨車の方は黒塗装が幸いしてかまだ見られる状態だが、機関車はひどい状態だ。第一この色は元の塗装色と全く違っている。ぜひ何とかしてほしいものだ。

このEF15 198号機は、現役当時一時的に甲府機関区にいたこともあるが、その時の中央線での運用区間は甲府ー八王子で、その他の線区を走っていた期間が長く、韮崎には殆ど関係がなかったというのが冷遇されている原因かも知れない。
とは言え、旧国鉄からわざわざ譲り受けてここまで運んできたのだから、もう少し見栄えに気を使って愛情ある展示をしてほしいと思うのは私だけではないだろう。