ポップアップ絵本キットの試作

12040801この夏の「八ヶ岳ポップアップ絵本フェスティバル」の準備中です。
ワークショップで使用するポップアップ絵本キットの見本が届きました。
キットはご覧の3種類で、全てロバート・サブダ氏の作品です。



「不思議の国のアリス」は、前に「完成写真」をお見せしましたね。

12040802今回は「クリスマスの12日」を試作してみました。
これは、3種の中では一番易しいキットです。
ひとつのキットで二つのシーンを作れます。
12040803先ずはパーツを切り抜きます。
厚紙に印刷されたブルーのラインに添ってていねいに切り抜きます。
大きな部分はハサミでも結構ですが、細かい部分にはカッターが必要です。
12040804先ずは、全てのパーツを切り抜いてしまいます。
折りがあるパーツは、山折と谷折の違いに気をつけて折ります。
定規などを当てて、キッチリと折り目を付けます。
12040805翼などの組立部分を、説明書に従って挿し込み、糊付けします。
接着剤は木工用または手芸用のものがお勧めです。
特に台紙への取り付けは慎重に位置合わせをしてください。
12040806台紙への取り付け位置がずれていると、ページを閉じることができなくなります。
取り付けた後には、実際にページを閉じで確認します。
確認をしてから接着剤を塗る方が良いかも知れません。
12040807鳥(うずら)の他に、洋梨の実も貼りつけて完成です。
〜 クリスマスのさいしょの日 愛する人が わたしに なしの木にとまった一羽のうずらを 贈ってくれた 〜
マザーグースの詩の一日目のシーンです。
製作時間は、工程の写真を撮影しながらゆっくり作って1時間ほどでした。
このキットはパーツも少なく、技術的に難しい部分はありません。
工作が好きな子なら小学校高学年くらいでも一人で製作可能でしょう。
ただし、2シーンありますので、続けて制作するとなると時間と根気が要ります。
ワークショップでは1シーンを完成させ、2シーン目はお家で自由に作っていただく方が良いかも知れませんね。